ゲームコンソールに挑むNVIDIAの3代目「SHIELD」の背景

2015年03月06日 13:00

5月から発売開始のSHIELDコンソール

 NVIDIAの3代目の「SHIELD」は、ゲームコンソール兼スマートTV兼ストリーム端末だった。「PlayStation 4」(PS4)や「Apple TV」のように、TVに接続するボックス型コンソールだ。心臓部は、同社のモバイルSoC(System on a Chip)「Tegra X1」で、OSは「Android TV」となっている。簡単に言えば、ARMコアでAndroidベースのTV接続ボックスだ。

SHIELDコンソールを発表するNVIDIAのJen-Hsun Huang(ジェンセン・フアン)氏(Co-founder, President and CEO)

 SHIELDのスペック自体は、それほど驚くものではない。SoCはNVIDIAのTegra X1で、CPUコアはARMの64-bit ARMv8 CPUコアIPのCortex-A57が4コアにCortex-A53が4コアの4+4構成。GPUコアは、NVIDIAの最新のMaxwellアーキテクチャで、2個のSM(Streaming Multiprocessor)で合計256コア。SHIELD発表時の浮動小数点演算性能は512GFLOPSとなっているので、GPUコアは1GHzで動作させている計算になる。そのため、SoCには冷却ファンがついている。

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